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ピアノ講師・不倫 その9

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「そうか.....」


塚崎はなんだか疲れたような感じでぼそっとそう言った。

そして千紗の方に2、3歩前に進み、その場で立ち止まった。

「さあ...」


そうして無表情のまま、右手を前へ。
千紗の顔の前、数センチのところでそれを留めた。

「さあ..」


塚崎は再びそう言う。
そして千紗の目をじっと見つめ、見据えた。


「っぁ...」

「ぁぁ...」


千紗は塚崎にまるで催眠術でも掛けられているかのように、何だか自分自身を失って、それをただ見ていた。


(なんだか..)


(不思議..)


千紗には差し出された塚崎の手指が、普段見慣れている彼の手指と対して感じられる。


(先生...)

指導の時の指と、今目の前にある手指。

千紗はふらふらとその手指に引き寄せられていた。


「ぁぁ...」

「っぁぁ....」


口を半開きにし、唇を上下に少しだけ動かして小さく呻く。


「ぅ....」

「ぅぅ...」


しばらくすると、その唇の端が塚崎の指に触れた。

(ぁぁ..)


千紗の身体に広がっていく不思議な感覚。

じわぁっと温かく、心地よい。


「ぁぁ..」


千紗は目を閉じた。

そして視界が無くなると、躊躇や戸惑いと言ったそれまで彼女の行動を抑止していたものが不思議と消え去り、千紗を後押した。


「ん..」

「んんっ...」


塚崎の指を咥え、口に含む。
そして舌先をゆっくりと伸ばしてそれをしゃぶった。

ちゃぶ...ちゅ..ちゅぶ....

ちゅる..

唾液の滴る音が響いた。



「んんっ....」


「ん....」

「先生....わ..私...」


目をつぶりながら、一心不乱に指をしゃぶり、咥えては離し、口付けをし、愛撫した。

「谷口さん...」


塚崎の声が耳元で響いた。

そしてその声は粗い吐息に変わり、すぐに直接的な刺激になる。


「はぁ.....ゆっくり....」

「ゆっくりと.....はっ....」


千紗の耳にボソボソと彼が囁く。


「目を瞑ったままで...」

「そう...」

穴の中に彼の舌先が侵入し、つんつんと中をつついては舐め上げた。


「せ...」

「先生....ぅっ....ぁあ...」


塚崎の指を咥えている千紗の口元から、反応の声が漏れた。

「感じる...?」

「ここ...?」

「でも....声は出さないで」


舌先が耳のあちこちを突き、這い回った。
それがしばらく続いた後で、


しゅるるっ..


千紗の目の辺りを覆う何かが巻きつけられた。

「...っ...!」


驚き狼狽える千紗に塚崎はゆっくりと説明する。

「気にしなくっていい」

「そのまま....続けて..?」


それは目隠しに違いなかった。
タオルや何かの生地。

(きっと...)


千紗は頭の中で色々と考えてはみたが、結局は言われるがまま、まるで催眠術でも掛けられたかのようの塚崎の言葉に従った。


(ぁぁ...)


もう瞳を開けてても視界は得られず、布地の向こうから漏れる灯りを捉えられるだけ。

把握出来る感覚は、舌と唇で触れる塚崎の指先の肌しか無い。

(先生...)


それまで丹念に舐め続けていた千紗の行為はさらにその激しさを増すことになった。


「ふふ....」

「良い娘だね」


再び千紗の耳元に言葉が吹きかけられた。

突然のその吐息に千紗が敏感に反応している間に、塚崎は前の言葉よりもさらに小さく、低い声で呟く。

「いいかい...?」


もそっ..


千紗の胸元に塚崎の手が触れた感覚がした。


それはもぞもぞと蠢き、千紗には自分のシャツのボタンが外されているんだと理解された。


「今から起こることは.....」

「内緒...だよ..?」

「君が.......っ...ん」


「望むなら....別だけど...」


胸元にスーッとした風が入り込んだ気がした。
続けて彼の唇が肌に触れる感覚。


(きっと...)


前は肌けているのだろう、そして胸を今、塚崎に見られているのだろうと千紗は考えていた。

その場から消え去りたい程に恥ずかいことだったが、視界が遮られているお陰でそれはまるで他人事のように思うことが出来た。


「先生..!」

「先生...っ..!」


もやもやとしていたものが突然、千紗の中で吹き出す。

息が粗い状態で「はぁはぁ」と呻きながら、それまで咥えていた指先を口の外へ。

目の前にいるであろう塚崎に抱きついた。


「いやぁっ..」

「ぁぁ..」


千紗が手を伸ばした先、そこには塚崎の姿があった。

(ぁぁ...)


男性の匂い。

それは指導の際にふとした瞬間に塚崎のシャツから漂う匂いと同じもので、視界は無くとも彼を感じる事が出来た。


「谷口さん..」

「ふふ..」


塚崎の笑う声が聞こえた。


そして彼は千紗の身体を抱きしめると再び距離を取った。

「そのままで...」


塚崎は千紗の背中に手を回し、慣れた感じでブラのホックを外す。

「自分で....外してみて..?」


「そう...」


千紗は塚崎に支持された通りに従った。
シャツを脱ぎ、ブラ外す。

「先生...」


すごく小さな声が響いた。


千紗は、自分の小さい胸が露わになる事が恥ずかしかったが、塚崎がそれを見ることを望んでいるのだと思うと少し嬉しかった。


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何卒・・何卒・・・↓


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